麻生洋一の事件簿～どちらかが彼女を殺した～ 公開しました！

本格推理アドベンチャーゲーム「麻生洋一の事件簿　～どちらかが彼女を殺した～」を公開しました！

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二人の容疑者のうち、どちらが犯人なのかを推理する、本格推理アドベンチャーゲームです。
容疑者や関係者に話を聞き、資料を集め、どちらが犯人なのか導き出そう！

プレイ時間は30分～1時間
難易度は、全くミステリーを読んだことがない人には少し難しく
ミステリー慣れしている人には楽勝だと予想しています。
どうしてもクリアーできない方は選択肢の総当りでも一応クリアーできますので、頑張ってみてください！

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譜面動画上げてみた。

たぴ・ぱんの自作譜面の動画をあげてみました。



追記：SnowGrooseの動画もあげてみた。

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PPD譜面まとめ

こんにちは4LDKです。

ブログ自体はラグナロクオンラインというオンラインゲームが主体のブログですが
この記事だけ譜面置き場にします。




過去に作成したPPDの譜面まとめ

zipファイルは直接URLに入れてください（リンク張るとなぜかエラーになる･･･。）

PPDとは、PSPで発売されている「初音ミク -Project DIVA-」っぽい見た目の、無料音楽PCゲームです。
詳しい説明はこちらの動画をご覧下さい。

更新
11月20日　Southen Cross（Nightmore Sity）　追加
11月18日　星のカービィSDXED 追加
11月17日


何かあればコメントください。

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Southen Cross（Nightmore Sity）　作成日2010.11.20
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/southern_cross.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3325707
微妙に納得いってないけどまいっか。　Flash黄金時代の懐かしき曲です。
Easy★×２　Normal★×３


星のカービィSDXED（銀河に願いをED）　作成日2010.11.17
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/tapi.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm444459（白黒）
http://www.nicovideo.jp/watch/sm456800（カラー）
原因は分かりませんが、途中に雑音が入ります。白黒Verの方が雑音は少なめです。
若干音ずれしてるかも。
Normal★×３


たぴ・ぱん（キーボードクラッシャー）　作成日：2010.11.16
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/tapi.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1225762
Hard★×５


夢であるように（テイルズオブデスティニーOP）　作成日：2010.11.16
11.17更新　再生されないバグ修正。
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/yume.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1538
Normal　★×３


Key to my heart（テイルズオブデスティニー２OP）　作成日：2010.11.15
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/key_to_my_heart.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm47292
Normal　★×３


Snow Goose（jubeat）　作成日：2010.11.15
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/snow_goose.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6286046
Hard　★×５

そんな選曲で大丈夫か？

追記：完成しました。



あいも変わらず、昨日から、俺のマイブームはPPDの譜面作りです。


で、今日も今日とて譜面作ってるわけですが・・・

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なんでこんなん選曲しちまったんだろうな。



完成したらブログに乗っけます





・・・




というわけで完成。
曲名：たぴ・ぱん
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/tapi.zip
（なぜかリンクしてもエラー出るので、アドレスをコピペして下さい。）

対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1225762


使い方は前記事に乗ってる動画で。





さらに追記
テイルズオブデスティニーOP「夢であるように」が完成しました。

曲名：夢であるように
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/yume.zip

対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1538

PPDの譜面を2曲ほど作ってみた。

ちたまでは、初音ミクが主演のNOVAだったかAVIVAだったか忘れたけど
なんか英会話教室みたいな名前の音楽ゲームがはやっているようです。

そんな初音ミクの音楽ゲームに似たゲームをPCで楽しもうというプロジェクトがあります。
それがProject-Project Dxxxです。

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まあPPDの説明やら導入法は、以下の動画を見てもらうとして・・・


※動画中の１とか２とかは投稿者コメにあるので、ニコニコの方に見に行ってください。



今日はそんなPPDの譜面を2曲ほど作ってみました。
素人が練習がてら作った物なので、ノードの配置や飛んでくる方向など、
あらゆるセンスが微妙です。

1曲目はテイルズオブデスティニー２のオープニング曲
Key to my heart
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/key_to_my_heart.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm47292


２曲目は、ろきあさんリクエスト。　ゲーセンでおなじみ「jubeat」より
Snow Goose
http://4ldk4ldk.web.fc2.com/snow_goose.zip
対象動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6286046


DLしようとすると、なぜかエラーが出るなぁ・・・。
エラーが出る場合は、アドレスを直接URLに入れてみてください。

描いた絵を公開してみるPart1

ちょっと前に、Mixiの記憶スケッチというアプリで描いた絵を公開してみる。

記憶スケッチとは、出されたお題に対して、手本を見ず、記憶だけで絵を描くアプリのこと。


下に行くほど古くなります。

同じお題が2個あるのは、描いたのを忘れて、また描いてしまったためです。
途中、解の公式がありますが、でたらめなので使わないように・・・。

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サル

ベートーヴェン

へび

ノンタン

たまねぎ

相撲

QRコード

メスシリンダー

月野うさぎ

石川県

ハム

suica

プテラノドン

サンジ

ヤクザ

デスノート

ナス

にらめっこで勝てる顔

ロックマン

カニ

ユニコーン

次元大介

くす玉

ダンボ

クリボー

イカ

ポスト

クリリン

拳銃

なると

かたつむり

ワカメちゃん

バナナ

シャチ

２次方程式の解の公式

飛行機

サザエさんのエンディングの家

スカウター

のっぽさん

タマネギ

ボンバーマン

飛行石

ノコノコ

さんま

ヘ音記号

うさぎ

ツチノコ

フクロウ

アインシュタイン

カレーパンマン

ブーメラン

（マクドナルドの）ドナルド

NintendoDS本体

タモリさん

鳥

日本国旗

キョロちゃん

ピザ

平成

自分の頭の中

池田君

高校のときにいた池田君の話でも。

若干フィクションが混じってますが、大筋はそんなかんじです。

4LDK

池田君（いっけ）

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なーいたいた4LDK。


なんだ1年のとき同じクラスだった”いっけ”じゃないか。


誰に説明してるんだよ。･･･それよりも、実はお前に頼みがあるんだ


あまり聞きたくないが、仕方がないから話だけでも聞いてやろう


お前って、パソコン詳しかったよな？


まぁ、多少は。で、なんだ？壊れたとかか？


いや、実は頼みがあるんだが･･･


それはさっきも聞いた。用件を言え。


実は、え、エーブイをネットで取ってきて欲し・・・って待って！どこいくの！


あ、いや、教室で言いふらそうかと。


俺の高校人生終わらせないでくれ！


てか、別に自分でネットでさがしゃいいじゃないか


え、なんかこわいじゃん。変なサイト行って、お金とか取られそうで・・・


んじゃレンタルビデオ屋でも行け！


えぇ、人が借りた後ってやだよ。なんか変なもんついてそうで・・・


変なもんって何がだよ


AV借りるってことはほら、色々するわけでしょ・・・？


その手で、ケース開けたり閉めたりビデオ取り出したりするわけでしょ・・・？


そういうことか。そういう発想はなかったな・・・。まぁ借りる事もないけど。


だから、借りるのは嫌なんだよ。頼む！取って来てくれ！


分かったよ・・・。考えとくよ・・・。







その後、池田君が俺の手からAVを手に入れることはなかった。








うん。だから何って話。
眠かったんだ・・・。
ちなみに池田君は自分で描いた。

創作ネタ作ってみた２

うん。

なんていうか合の手の相手、あーちゃんにすると
性格があーちゃんじゃないのにネームがあーちゃんなのはあれかなぁなんて思っている今日この頃。

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よう。DK


よう。


うわぁ！ってお前、なんでいきなり血吐いてんだよ。


おっと。間違ったこっちだった。で、なんだね？


いや、最近ふと思ったんだけどさ

日本人ってどうしてこう、横文字大好きなんだろうな？


突然なんの話だ。


いやほら、なんでもかんでも最近横文字にしたがるじゃん？納得いかねーわけよ俺は。


えらくまた、どうでもいい話題だな。例えば？


身近な物からして色々あるだろ？


テレビとか、エアコンとか、プレイステーションとか、デスノートとか。


まあ、確かに横文字は多いな。


動詞だってそうだ。ロケットスタートとか、ピンポンダッシュとか、カーブするとか。


日常会話に日本語と英語がぐちゃぐちゃ。正直言って腹だたしいわけですよ。僕は。


正直言ってどうでもいいわけですよ。僕は。そろそろ帰っていいか？


しかも最近じゃ、ほんとに日本語と英語を混ぜたようなのまで登場してるんだ


ナウいとか、一般ピーポーとか。


全然最近じゃないけどな。その辺。


NHKなんて知ってるか？N(日本)H(放送)K(協会)だぜ？にっぽうきょうでいいじゃないか。


橋の名前みたいだな。にっぽうきょう。


ユニバーサルスタジオジャパンだってそうだ。宇宙会場日本！でいいんだよ。


場所が宇宙にありそうなテーマパークだな。


お前もかっ！欧米かっ！テーマパークというな！題名公園といえ！


もうむちゃくちゃだ。


まったく最近の若いもんは・・・。


どうでもいいけどお前、午後から出かけるって言ってなかったっけ？


あぁ、そうだ。彼女とTDL行くんだった。じゃあねー！


いや、そこは東京ディズニーランドと言えよ！




























らーららららっらー

ひさびさにネタ書いてみた。

あーちゃんが俺に創作をしろとかいうので
とくになにも考えずに、とりあえず浮かんだものを作ってみました。

とりあえず名前だけ借りただけで、性格その他もろもろは、まったく俺とあーちゃんじゃありません。

ギャグ漫画日和のようなノリでください。
もちろん、プロの仕事には遠く及びませぬが。


日本には便利な言葉があって、「つまらないものですが」などという免罪符をつけることによって
どんなつまらないものでも許されるらしいです。

というわけで、つまらないものですが、どうぞご覧ください。
ちなみに一番下のあれは、使用しているブラウザによって速度が変わるようです。
ファイアフォックス推奨ですが、まあIEでも・・・
他のブラウザは確認していません。




もうちょっと笑いのセンス勉強しないとな・・・

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こんばんはー。4LDKでーす。


あーちゃんでーす。


突然だけど、今日は中１ときの担任の名言を紹介しようと思いまーす。


彼の口癖の中に、血吐くまで勉強しろっていうのが　ガハッ!!


うわ、ほんとに血ー吐いちゃった！


･･････


ガハッ!!


一瞬がんばったけど、やっぱりダメだったー。って、もしかして勉強してたの？


うん。もろちん。

ちなみに何について勉強してたの？


血はくまで勉強することどうなるかについて。


すごいや。実技練習もばっちりだね！　ちなみにどうなるの？


血を吐くまで勉強すると、血を吐くんだ！


･･････


･･････


ガハッ!!


っていうか君、そんなに勉強頑張れる人だったんだ！


いや、僕のはただの風邪。血吐くまで勉強なんて、できるわけないじゃん。


血吐く風邪ってどんな風邪だよ。それ絶対風邪じゃないよ。病院行きなよ。


ガハッ!!


もはや吐血が返事になっちゃってるよ。


インパクトばっちりだねっ!!


そんなインパクトいらないよ。ほんとに病院行きなよ。


そうすることにするよ。そろそろ出血多量で死にそうだからね。


でも最後に視聴者のみんなに言っときたいことがあるんだ。


そうだね。僕も言いたいことがあるよ。どうせなら一緒に言おうか。


次回もよろしくおねがいします。
















 
ガハッ!!
それいらないよ。

























らーららららっらー

























らーららららっらー！

たまには小説でも②

前回書いた作品の続きです。
ついでにタイトル決めました。

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第1話-1-を読む
タイトル　･･･　カインドオブ

第1話『魔法研究部へようこそ！』

-2-

智也は、事態を把握しようと首をブンブンと回し、教室を見回した。
最初に気づいたことは、自分が立っている位置は教室の中央であり、それを囲むような形で十数名の生徒が立っているということだった。
そしてそのどの顔も、面倒くさそうにだらけている。
中にはすでにひそひそとおしゃべりを始めている人たちさえいた。
次に気づいたのは、どうも周りが突然現われたのではなく、智也自身が、その場所に移動したらしいということだった。
教室の後ろの壁には、大きなプレートが一枚あり、その周りが紙で出来たボンボンで囲まれていた。プレートには『魔法研究部へようこそ！』と大きく書かれていた。
先ほどまでいた教室には、絶対にこんなものはなかった。
細かいところを言うなら、壁や窓の汚れ、机の色合いを見る感じ、この教室は先ほどまでいた教室よりもなんとなく新しい感じがした。
そして智也が最後に気づいたのが――どうしてもっと早く気づかなかったのだろうか？――教室の教卓の前に、一人の大人の女性が立っているということだった。
そして智也は直感的に、この女性がこのわけの分からない状況を説明してくれると思い、安堵した。
「ようこそ。智也君。魔法研究部へ。私の名前は宮下　さなえ。北見高魔法研究部の顧問よ。あ、ちなみに、ばばくさい名前。なんて言ったらぶつから。」
その女性が、静かに言った。
「えっと、ここはどこで、オレは一体・・・？」
智也がそう言ったときには、周りの生徒達は、まるで自分達の役目はもう終わりだ。というように、そろそろと席についていた。
「ここは、北瓦市魔法研究部総合施設。『サラマンダー』の、北見高教室よ。」
智也の頭の上には、？がいっぱいだった。
（北瓦市ってのは、俺たちが住んでる市だよな・・・？で、ここが北見高教室？
もしかして、俺たちの学校以外の生徒もいんのか？）
「そういう事ね。」
智也はぎょっとした。
さなえは智也の心を読んだのだ。
「さて、順を追って説明するわ。
あなたが入った教室――さっきまでいた教室の事ね。あそこは、魔力のあるものしか見ることができないし、入ることもできないようになっているの。
そして、魔力のある、うちの――北見高の生徒は、自然とあそこに引き寄せられる。
つまり、あなたには魔法の素質があるの。今はまだ、下級魔法くらいしか使えないけれど、鍛えれば自由に魔法を使えるようになるわ。」
そこで一度話を切った彼女は、智也がまだ立ったままであることに気づき、「座りたかったら座ってもいいのよ？話は長くなるから。」と言った。
智也は近くのあいている席をひとつ選び、その席についた。
それを確認すると、さなえの方も話を再開した。
「魔力が芽生える時期は人によって個人差があるわ。中学生の間に芽生える子もいれば、高校の2年生まで芽生えない子もいる。
でも、大体その範囲ね。高校2年にもなって、魔力が芽生えていない子は、魔法使いとしての素質がない子ね。
といっても、魔法が使える人間なんて一握りよ。ほとんどの子は、魔力が芽生えないまま大人になる。
で、ここはその魔力が芽生えた子供達の、魔力の使い方なんかを教え、強化させるための部。」
智也の混乱した表情は、心を読まずとも読み取れるほどありありと出ていたが、あえてさなえは話を続けた。
「で、さっきも言ったように、魔法を使える生徒なんてほんの一握りしかいないから、ここみたいに亜空間に施設を作って、いろんな学校の魔法生徒がここにこれるようにして、時には共同で練習したりするの。」

なるほど･･･まだ多少混乱しているが、なんとなく分かってきた。
智也はそう思った。
本当に魔法が存在しているならば･･･だが。
「あんた、まだ魔法の存在を疑ってるの！？」
さなえが叫んだ。
智也は心を読まれることに、もう慣れっこだった。といっても、驚くことがなくなっただけで、逆に今度はうざったいという気持ちが出てきたが。
「というか、あたしがあんたの心を読んでる。これもひとつの魔法なんだけど･･･」
智也は、納得いかないという顔で、さなえを見つめた。
智也の中での魔法とは、自由に空を飛んだり、火を出したり水を出したり、する技の事だった。
相手の心が読めたくらいで･･･たしかに不思議だとは思うけど、それを魔法と言うなら、やっぱり入部したいほどのものではない。
「ちなみに、あんたをこの部屋に運んだのも魔法の力なんだけど･･･そうね。仕方ないわ。頑固なあんたに、属性系魔法でパフォーマンスしてあげるわよ。」
智也は気づいた。
彼女は顔は、明らかに仕方がない。というような顔ではなかった。
もっと、いいことを思いついた。というような楽しそうな表情だ。
それを見たとき、智也は胸に、何かいやな予感が走った。
さなえは、右手をまっすぐ、教室の天井の一角を向け、伸ばした。
智也からみると、ちょうどそこは斜め右後ろだ。
そして突然に、こう叫んだ。
「アイス！」
突如、彼女の手のひらから青白い光の閃光が走った。
光は智也の横を抜け、彼女が手を指した先に伸びていた。
一瞬で光は消える。
何が起こったのか知りたくて、智也は後ろを振り返った。
彼女が手を伸ばした先にはなんと、人の頭ほどの氷の塊ができていた。
（こ、これが魔法！？）
がやがやとおしゃべりをしていた生徒達も、同時にその氷の塊を見ていた。
氷の真下の席に座っていた生徒は、慌てて立ち上がり、席を離れた。
あんなのが落ちてきたらひとたまりもない。
しかし彼女の魔法はこれだけで終わらなかった。
智也が唖然となってその氷の塊を見ているうちに、もう一発、白い光が横を抜けた。
今度は反対側の天井の一角に、同じサイズの氷の塊ができていた。
先ほどと同じく、慌てたようにそこの下にいた生徒はどいた。
今度は、床だ。教室の後ろの床の二角に、先ほどの二つと同じサイズの氷の塊ができていた。
これで教室の後ろには、４つの氷の塊ができていた。
同じように、今度は教室の前方4隅に塊を作る。
氷ができるたびに、智也はあっちへこっちへと視線を向けた。
「さてっと。準備完了～！」
さなえはうれしそうにそう言った。さっきまでの退屈そうな説明口調とは明らかに違った。
おそらくこれが本来の彼女なんだろう。
「じゃ、最後の仕上げ行くわよー！ライトボール！」
さなえの右手の上には、拳ほどの光の球ができていた。
やたら明るい。
直視すると、少し目が痛かった。
それを、まるで野球の球を投げるようなモーションで――といってもそれよりはるかにゆっくりだが――智也の頭上めがけて投げた。
光は、さなえの手を離れ、まっすぐこっちに飛んでくる。
反射的に智也はかがんだが、あまり意味はなかったようだ。
智也の頭上にそれが来ると、クラス中から「おぉ！」と歓声があがった。
何が起こったのか、智也は立ち上がり、確認した。
まずは真上の光の球。
これはさんさんと輝き、やはり目が少し痛くなる以外に変わりはなかった。
次に教室の前方の、氷の塊を見た。
4隅にある氷のそのどれもが輝いている。
というか、かなりまぶしい。
（ん？氷がまぶしいって事は･･････）
今度は、自分の腕を見た。
それが、みんなが歓声を上げてる理由だった。
腕だけではない。足も腰もお腹も、智也の全身が明るく輝いていた。
まるで、光に包まれるかのように。
ライトボールから発した光が、氷の塊により反射し、智也自身を光らせていたのだ。
「すげぇ！」
智也自身も、歓声を上げた。
「どう？これで分かったでしょ？ここじゃ、魔法が使えるの。ってちょっと待った！加減もわからずにそんな事したら･･･！？」
智也は、右手をさなえの若干右へと向けていた。
自分にもできるのか、試したくなったのだ。
「アイス！」
智也は叫んだ。
さなえは、さっと左へ飛びのいた。
が、それだけだ。
何も起きなかった。
「･･････」
智也は一人、無性に虚しい気分になった。
きっと、でっかい氷の塊が出現するに違いないと確信してたからだ。
が、実際は氷の粒１つも現われなかった。
「･･････」
さなえの方もどこかしらけた顔をしていた。
彼女の方も、何かしら起こると予想していたのだ。
「えー、あー。」
沈黙を破ったのはさなえの方だった。
「ま、まあ、これから練習していけば、自由に使えるようになるわ。」

これが、智也が魔法研究部に入った初日の、大まかな出来事であった。
その後、智也は魔法研究部に入ったことにより、さまざまな非現実的な出来事に遭遇するのだが、今の彼には、そんな事は知るよしもなかった･･･。