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2010年01月02日(土) 記事No.741
こっちは、思いっきりネタバレを含む
いわば読んだ人向けの感想。

読んだ人や、絶対読むことねーだろうなぁって人だけ読んでほしいかな。
主に、これを読む人は、たぶん読むことねぇだろうなぁって人がほとんどだとは思うけど。

というわけで、以下、思いっきりネタバレ含みます。


16:54 ちょっち加筆修正

感想。とりあえず一言。


思いっきりヤンデレ小説だった!


が、他人のブログなどあさってみたら
「きみとぼくの壊れた世界」発売当時、「ヤンデレ」なんていうジャンルはまだ存在しなかったらしい。

文中、思いっきりどっかのヤンデレ作品のパロディだろう。と思うような文章があったけど
むしろこっちがオリジナルでしたか。
当時の宣伝文句も 妹+ツンデレであり、ヤンデレではなかったらしい。

そんな時代を先取りしている西尾威信さんはやっぱりすばらしい!などと書く気はなく
なぜかというと俺自信ヤンデレ物に興味がないからだ。


というか初めてヤンデレ物を読んだよ。うん。
いや、ヤンデレ要素が含んでただけで、別にヤンデレ物ではなく
やっぱりこれは「本格ミステリー」なのだろうけど。

戯言シリーズがいわば王道というのなら
こちらは非王道だろう。

犯人も動機もトリックも解明されてるのに
つかまらずに終わる。
あろうことかあんな終わり方するのは、なかなかお目にかかれない。
「容疑者Xの献身」のときに批判したが
それを踏まえて、あえて言うと
普通はああいう終わり方するのが一般的だろう。

むしろ、こちらは警察に捕まって終わろうが、自首して終わろうが
「容疑者Xの献身」に比べて、そこに不自然さはどこにもない。
にもかかわらず犯人が捕まらずに終わる。

こういう終わり方そのものに批判を入れるのは、単なる偽善であって、しょうもないなぁといつも思う。
俺は、こういう終わり方もありかなと思う。


いや、むちゃくちゃだけどね。
小説という「世界」はここで終了してしまっているけど
「人生」として言うならこの先もずっと続くわけだし
いつまでもあのままの状態が続くわけでもないだろう。
それは、犯人が捕まるつかまらない。などという小さな問題ではなく
「きみとぼくの壊れた世界」そのものがそんな感じ。
仮に犯人が捕まっていたとしても、やっぱりむちゃくちゃな終わり方だったといえる。

戯言シリーズは、続きを書けといわれたら、いくらでも続きが書ける王道物。ハッピーエンド。

しかしこちらは主人公の人生を最後まで書きなさい。なんて言われたら、もうバッドエンドしか見えねーんじゃないの?って思う。
人生の最後どころか、一寸先すら闇じゃねーかって終わり方してる。
もちろん、途中で王道物へと転換すれば話は別だろうけど。
主人公の性格的にありえないだろう。

戯言最終巻で西尾威信はこう語っている
「人は成長することはあっても変化することはない。」と。
それ自体が正しいかどうかは置いておいて
少なくとも西尾威信はやらない。

長々と書いたが
ようは「きみとぼくの壊れた世界」の終わり方は
おいおいこの後主人公どうすんだこれ。って感じの終わり方だった。

2巻以降が気になってWikipeで調べたら
やっぱり2巻はまったく別の主人公で、まったく別の場所が舞台だった。
まあ、3巻はまた1巻の主人公に戻るみたいだけど。


というわけで、終わり方に対する意外性はすごくあった。
すごくあったのだが・・・
事件そのものに対する盛り上がりが、いまいちかけていた。


いちいち戯言シリーズと比較するのもあれなんだが
あっちは事件そのものが意外でしょうがなかった。
ありえない人物が死んで、ありえない人物が犯人で。

しかしこちらは、死ぬ人物も犯人も、そこまで意外でもなんでもない。
確かに事件に対する推理や、解決法そのものには、なるほどなぁと思うところがあったが
所詮はそこどまり。
狂気成分がない。
そういう意味じゃ、
ミステリーという意味じゃ、こっちが王道で戯言が非王道だろう。



また、前の記事で主人公の性格が少し俺に似ている。と書いたが
それについてもう一度触れると
その場その場では最善の選択をしているのに、どんどん事態は最悪に向かうという。

そのくせ、「あのときのあの選択は、あの地点ではベストだった。」なんて
まるっきり俺だ。皮肉でしかない。
「志望校をあそこの高校にする。」という選択は、その地点での俺の選択肢の中でベストだった。
「高校を辞める。」という選択は、あの地点での俺の中ではベストだった。
「比治山大学に入る。」という選択はあの地点での(ry
まったく、なんていうシンクロニシティだ。安っぽいけど。


2巻、3巻も一応読むつもりではいるが
あまり期待はしてないなぁ。

やっぱり戯言が面白かったなぁ。
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